温度計用センサーについて考えよう
2019年4月15日 輸送中の温度管理の重要性

輸送中の温度管理の重要性

温度管理が必要な製品の場合、素材の調達から保管、製造中の定温管理、完成品の温度測定などによって品質を維持することができます。

また、小売店に対しても維持すべき温度などの条件を指示することで品質を保つことが可能です。ここまでの徹底管理が必要な理由は、顧客に最高の品質で届けたいと言う思いからです。ただし、これだけでは足りない部分があります。それが輸送中の温度管理です。ルールが徹底しやすい自社や協力会社では、コントールすることは困難ではありませんが、委託先が変わりやすい輸送工程は管理が行き届かない恐れがあります。特に夏場などは荷台の温度は上がりやすく、簡単に管理外の状態になってしまいます。

せっかく維持していた品質が一瞬で低下してしまう原因です。輸送中の温度を保つためには外箱に許容できる範囲を表示しておくと言う方法があります。それは不特定多数の輸送業者が関与することを想定して行われている予防策になります。これだけでは強制力はないので、管理している状況にはなりません。

しっかりとした温度管理をするためには、輸送会社と契約する必要があります。温度を一定に保つことができる設備を有している車両を用意してもらえること、管理できる技能を持ったドライバーが担当することなどを契約に盛り込んでおく必要があります。最後まで品質に責任を持つためには、輸送後に温度の確認ができるように一定時間毎の記録を保持できるようにしておくことが必要です。

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