温度計用センサーについて考えよう
2019年6月12日 対応や改善はHACCPの重要な手順

対応や改善はHACCPの重要な手順

HACCPでは、工程中に発生した問題に対して事前に対応方法を決めておくことを求めています。

例えば、基準を満たさなかった製品の識別方法や手直し方法、廃棄の仕方などが考えられます。そうすることによって、製品と不適合品が混在するようなリスクを避けることが可能です。人は間違える生き物であり、気をつけていても問題は発生します。特に忙しい的には手順を省略することが多く、決まっていない自体には個別の判断で対応しがちです。

不良品が出ていることはわかったけど、出荷が間に合わないからとりあえずここに置いておこうと言った判断によって、他の人が出荷してしまったなんてことは良くある間違いです。HACCPならこのような事態に対応する手段を決めておいて、迅速に行動できるようにしておきます。担当者はマニュアルやラベルなどによって、どうすればいいのかがわかるようになっています。だから後回しにすることがありません。

HACCPは、問題に対する改善も重要と考えています。測定器が壊れていて不適切な結果しか得られなかったため不良が発生するような時には、始業点検を行なったり定期的な校正を行うことを決めておきます。

監視方法が複雑で間違いが起きるような時には、簡単に行うことができる測定に変えたり、工程を見直すなどの改善を行います。このような活動は品質の安定化やクレームの現象に役立つため、無駄にはなりません。今回だけだから次は注意しようと言った無意味な対応よりも確実で有効です。

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