温度管理が必要な製品を取り扱う倉庫での保管は、いくつかの温度条件で管理することにあります。
一般的なものとしては常温、定温、冷蔵、冷凍などです。常温は管理していない室温と言うことになります。家電製品など温度の変化によって影響を受けないような製品であればこの保管で問題ありません。温度調整は簡単に行えるものではなく、多くのエネルギーを使います。不要なものにエネルギーを使うことはコストを無駄に使っていることになります。冷蔵や冷凍は、低温での管理と言うことです。
温度の上昇が製品の品質に影響を受ける場合に必要となります。上限の温度が設定されていて、それを超えないように運営管理しなければいけません。冷蔵と冷蔵の違いは、設定温度によります。冷蔵が0度から5度程度、冷凍が-20度前後のところが一般的です。このような製品は受け入れや出荷の際にも温度が上がらないように気をつけなければいけないため、輸送中も低温輸送を行うか、定温管理が必要です。
定温は一定の範囲で温度管理を行うことです。範囲は扱う製品の仕様によって異なります。保管を依頼されるときに条件を確認しておく必要があります。場合によっては、5度の範囲で管理しなければならないなどの厳しい条件が提示されるかもしれません。その場合は空調管理だけでは不十分なので、保温できるような設備も必要です。上限を超えない温度管理よりも厳密で、下限も気にしなければいけないため最も厳しい条件と言えます。